故障箇所を正確に特定する
コントローラー テスト:ブラウザで動作確認を開き、ボタンを1つずつ押していきます。認識された入力は点灯し、その後も緑の枠が残ります。一周した時点で枠のないボタンが、反応していないボタンです。二重入力の疑いがあるなら、1回タップして2回光らないか見てください。戻らない入力は、押して離した後もタイルが点灯したままになります。どの入力がおかしいかをメモしてください。直し方は種類ごとに違います。

反応しない:メンブレンの汚れや破れ
アクションボタンと方向キーは、導電性のゴムパッドを基板上の2本の櫛形の銅パターンに押し付ける仕組みです。飲み物、皮脂、ホコリがパッドと基板の間に入ると接触しなくなります。コントローラーを開け(Xboxはプラスまたはトルクス T8、PlayStationとSwitchはプラス)、メンブレンを持ち上げて、銅の接点と黒いパッドをイソプロピルアルコール(IPA)を付けた綿棒で拭き、乾かします。導電パッドが擦り減って貫通したり破れたりしたメンブレンは交換が必要です。主要なコントローラー向けのセットなら数百円程度で手に入ります。
二重入力:バンパーとクリック式スイッチ
Xbox OneやDualSenseのバンパー、Joy-Conのショルダーボタンには小さなタクトスイッチが使われています。スイッチの接点が摩耗すると、1回の押下がバウンスして2回分の入力になります。掃除で直ることはまれで、新しいタクトスイッチをはんだ付けするのが解決策です。安いはんだごてで済む、初心者向けの作業です。初代Xbox Oneパッドの場合、バンパーの樹脂そのものが支点で割れることがあり、バンパーバーの交換が必要になります。

戻らない:糖分と樹脂の摩耗
離しても押し込まれたままのボタンは、ほぼ確実に甘い飲み物でベタついています。ボタンを外し、樹脂部品をぬるま湯と洗剤で洗い、シェルの穴とメンブレンをIPAで拭き、完全に乾かしてから組み戻します。それでも引っかかるなら、シェルの穴が楕円に摩耗してボタンが傾いています。交換用のシェルかボタンセットで解決します。
トリガーが100%まで届かない、0に戻らない
アナログトリガーには、ホールセンサー(Xbox OneとSeries)かポテンショメーター(PlayStation、Switch Pro)が使われています。テスターのトリガーバーは0から100%まで滑らかに動き、また戻るはずです。90%で止まる、5%で静止するといった場合は、センサーハウジング内のホコリか、戻りバネの弱りです。エアダスターで吹き、ポテンショメーター式のトリガーなら接点復活剤を1滴。トリガーが戻らないならバネを交換します。DualSenseではアダプティブトリガーの機構が噛むこともあり、背面のピンホールからの初期化で解放されることがあります。
修理写真



よくある質問
テスターでは反応するのに、ゲームでは反応しません。
問題はボタンではなくゲームの操作設定です。ゲーム側のコントローラー配置をリセットするか、そのタイトルのSteam Inputのボタン割り当てを確認してください。
分解せずに反応しないボタンを直せますか?
軽い汚れなら、ボタンを50回ほど素早く連打したり、縁にIPAを1滴垂らしてなじませたりすると復活することがあります。それ以上は開ける必要があります。
方向キーの斜め入力が認識されないのはなぜですか?
一般的な方向キーは、斜めを2方向の同時入力として報告します。テスターでは2枚のタイルが同時に光ります。1枚しか光らないなら、もう一方の方向のメンブレンパッドが摩耗しています。
